2014年04月03日

『1936年の音源』

今朝の読売新聞より

「黒川能」 最古の音源
    というタイトル




SPレコードに録音された 狂言 「靱猿」 (うつぼざる) の音源が早稲田大学演劇博物館で見つかったのだそう。おそらくラジオ番組用の録音ではないかと。


狂言はおもしろおかしい話にオチがあるのだが、この「うつぼざる」の物語はかわいらしさが加わりぐッとくる。


大名と猿引きが出会う。大名は自分の弓矢の入れ物『靫』(うつぼ)に猿の皮を使うことを思いつき猿の皮を所望され猿をよこせという。猿回しが泣く泣く斧を振り上げて猿を殺そうとするのだが、猿は芸をする合図と思い斧を猿引きから取って船を漕ぐしぐさで芸をする。たいそう喜んだ大名から許されるという。



下座太夫の上野由部さんは「村田さんは(謡ったのは村田さんらしい)すでに亡くなった。1936年の録音と今の謡と何も変るところは無く黒川能が神事能として伝えられてきた証拠」とクールに答えている。



1936年とは2.26事件があった年。なにやらきな臭いことがたくさん起き、戦争に向かう足音が、庶民から見れば暗黒の時代であったろうな。



『靱猿』 名前は聞いたことのある有名な番組、生で黒川の抑揚でぜひ観てみたいものよのう。


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Posted by とーしろ at 12:00│Comments(0)黒川能
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