2022年07月18日

デシカント空調

ご無沙汰です、おひさしぶりのとーしろオヤジです。

仕事は相変わらずで、こどもら二人は嫁に行き、他の二人は自立してねこちゃんと一緒にマンション暮らし。

オヤジはやまのかみと静かに暮らしておりますが32年前に建てた家の不具合がとうとう我慢の限界を超えてきたようです。リフォームの調査、見積もりしましたが断熱の改善は恐ろしくコストがかかり、排水勾配は改善不可、雨漏りは原因特定できず、建替え以外の選択肢がありませんでした。

空調を生業としている自分が断熱もしてない家(図面にあるが施工されてない。建てているとき川崎にいたので管理できず)に住むことがそもそも著しい虚しさの原因です。残りの人生、せめて高断熱、高気密、快適な空調の利く空間で棺桶に足を突っ込みたいと一念発起。

で、実現に向けて始動しました。今回は計画中の工務店のモデルハウスでデシカント空調が備わった家で宿泊体験です。新築の家に一晩宿泊し使い勝手や質感、空調の具合を確かめます。実は同じシステムを計画中の我が家に採用しているのでその確認です。

デシカント空調は世界的に見ても個人宅に採用している例はこの工務店以外ありません。かの有名なダイキンは目的の同じシステムを家庭用、産業用に開発販売していますがハウスメーカーが家のオプションで設定している例はありません。 この工務店が採用しているデシカント空調は化学吸着ローター、加熱再生、冷却という産業用ではオーソドックスな除湿システムです。

(ダイキンが開発したDESICAは冷却コイルシステムとヒートポンプを巧みに組み合わせた複雑な制御をするものです。 )

今回のデシカント空調はそれに加えて床冷房が付いていて(床暖房の同じ機械で結露しない程度に床冷房する)冷水温度を24℃に維持します。

オヤジは屋外と室内の温度/湿度を時間で測定するためにデータロガーを持ち込みました。ただし、屋外はどっちゃぶりの大雨に強風でセンサーが濡れます。

デシカント空調

おんどとりという名のデータロガーです。温度と湿度を時間のインターバル自由に決めて合計8000点記憶します。古い機械ですがちゃんとWindows11に取り込める変換器も用意した。

で一晩、測定結果がこれです。

デシカント空調

屋外温度はモデルハウスに到着した夕方は30℃で夜から朝にかけて23℃-24℃。しかし、室内温度は床冷房が効いて25℃一定。
一方、屋外湿度はセンサーが濡れて100%。ところが、室内湿度はデシカント空調がばっちり働いて40%程度で制御されています。

デシカントで除湿し床冷房を効かせているので通常のエアコン冷房は稼働せずに済みます。デシカント空調おそるべし。自宅が出来上がる日が楽しみだ。完成して何年暮らせるのだろう。そういえば音の漏れ方も相当少ない家なので音楽もできる楽しみ。



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Posted by とーしろ at 15:00│Comments(0)改築、建替え
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