2014年01月06日

『永遠のゼロ』 

正月休み最後の日曜日、映画を観てきた

『永遠のゼロ』

昨年5月31日の記事に「読書」として書いた

http://ideha2001.n-da.jp/e448823.html





『永遠のゼロ』 


印象に残ったシーン:

◎冒頭に米国の艦上の会話  『なぜ当たらん、ヤツは悪魔か』

◎景浦が宮部に強引に「模擬空戦」を挑みながらすぐに後ろを取られる技、あれが有名な『左捻りこみ』か。すごくシンプルな動きのように見えるが頭の中で再現できない。景浦は「ヤツは機体をすべらせて俺の機銃をかわしていた」と語っているので連続した動きとしてはそうだと思うのだが。紅の豚ポルコもカーチスとの空中戦で披露している。

◎松乃がやくざものの「囲いもの」にされそうになったとき「赤い血のついた刀のようなものを持って助けてくれた人」はその景浦だった。田中泯演ずる年老いたやくざはさすがに凄みがあり、三浦春馬演ずる孫を最後にがばっと抱きしめ「俺は若い男が好きなんだ」ととぼけるあたりはおいそれと出来る芸ではない。
「俺はヤツを憎んでいた」という景浦が宮部の特攻のときには「死んでもヤツの機を守ろうと思った」という心境の変化。

◎「白組」製作のVFXというんですか、CGと区別がわかりませんが実写ではない映像ながらかなりの迫力が伝わってくる。空母赤城の横っ腹から出てる水蒸気を吐き出す排気口みたいな異様にでかい突起物。

◎同じくVFXかCGのゼロ戦の人間の大きさに対する操縦席の大きさや翼幅の感じの確かさ。特に低音で響くよく粘るエンジン音、これだけでも機械好きにはこの映画を観る価値があります。

◎物語の流れ全体は小説にほぼ忠実ではあるが「以前、事務所で働いていた人とのお姉さんの結婚への決断」は省かれている。まあいいか。

◎海軍一の腕前だった宮部久蔵は若い特攻隊員がみな敵艦にたどり着く前に撃ち落される様を見て自分の特攻の時は、、、海面すれすれの飛行で敵の砲撃をかわし、(ヤツは俺たちの機銃の性格をわかっているのか?)  最後に急上昇して真上から・・・・・冒頭の敵艦の会話に続く・・・





映画を観て泣きたい人にお奨めです。

とーしろオヤジとやまのかみおかあちゃんは最初から無口で、途中から最後までずっと泣いていました。ハンカチが足りなくなりました。






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Posted by とーしろ at 12:00│Comments(0)映画
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