大俵の桜
2年前に一度このBlogに載せた桜をまた見に行きました。
あいにくの花曇りで空がどんよりしてますが、樹齢150年といわれる
山桜がどんな花を咲かせているか。
おかあちゃんの参加するボランティア団体の代表に案内されて一度
見てから毎年気になります。
初めて見た時よりタイミングよく満開でした。
この日、近くの高校生が生演奏を披露しておりましたが、あいにく通り雨が。
小枝の皮のごつごつ感と自然な花の「清楚」
山桜は花と赤い葉っぱがあまり時間差がなく同時に出るのでソメイヨシノの
ような見た目の白さがありません。磨けば光る「百姓娘」みたいな。
桜と菜の花の競演を久しぶりの「マウスオーバー」でどうぞ
ここには奥に行くと樹齢400年の椎木があります。
里山らしく足元には可憐な「すみれ」
さらに50mほど山の奥に下ると「姉妹桜」がありました。
こちらはスレンダーな背の高い美人ですが、山桜としては
より野性的で花数は少なく、花と葉っぱが一緒に咲きます。
この広い面積の里山を個人の有志の方々が整備しておられます。
公共の場所ではないのです。でも、多くの人に桜を見ていただきたいと
竹や生い茂る雑木を伐採整理し、道を整備し通路を確保、ベンチや
案内標識まで。
人がつまづかぬよう、通路に顔を出す根っこも丁寧にとっていました。
ここに酒盛りは似合わない。
足元のすみれを踏むんじゃない。
ただ眺めて静かに立ち去るのが良い。
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