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CANDY にて現在知るところの
世界最高のスピーカー JBL DD66000 EVERESTから泣かされた一曲
テナーサックス:スタン ゲッツの「First Song」
この2枚組みCDアルバム「Peaple Time 」に収録してあるライブ録音
もともとこの曲はベースのチャーリーヘイデンが妻のルース(Ruth)に送った曲
大きな男の無骨な手が、長く苦節を共にした妻の小さな頬を静かになぜるような
繊細で慈愛に満ちたバラードの最高峰。
チャーリーヘイデンのグループのとあるライブでスタンゲッツが飛び入りで一緒に
演奏したこの曲が気に入り 「こんどこの曲を録音したいんだ」「いいとも」
ということでスタンゲッツのレパートリーになった。
このCDに収められたライブは カフェモンマルトルでピアノのケニーバロンとデュオ
肝臓癌に蝕まれた全身の痛みを押して、己の命が残り少ないことを予感しつつ
ゆったりした叙情を吹き込む・・ピアノのケニーバロンは彼の体調に気を遣いながら
展開の切り替えを図る アイコンタクト (いつでも畳み込んできていいぜ)
この演奏がそれです
Stan Getz - First Song (For Ruth)
この3ヵ月後にスタンゲッツはこの世を去る
この音源はスタンゲッツの最後の録音であり、最後のライブ音源
スタンゲッツにとって 「LAST SONG」となった
パソコンのスピーカーでなく、コンポでもいいから少し大きなスピーカーで聴いて欲しい
ユーツベを探せば彼がコルトレーンと演奏したときの映像まで見ることができる幸せ
では、ものはついでといいますか・・・
もともと曲を書いたチャリーヘイデンの演奏、後半のピアノ、サックスがまた良い
Charlie Haden Quartet West- First Song
・・ぽちっとな