STAN GETZ 「First Song」

とーしろ

2010年11月15日 17:00

先の記事 稲毛のJazz Spot CANDY にて現在知るところの

世界最高のスピーカー JBL DD66000 EVERESTから泣かされた一曲



テナーサックス:スタン ゲッツの「First Song」 

この2枚組みCDアルバム「Peaple Time 」に収録してあるライブ録音


もともとこの曲はベースのチャーリーヘイデンが妻のルース(Ruth)に送った曲

大きな男の無骨な手が、長く苦節を共にした妻の小さな頬を静かになぜるような

繊細で慈愛に満ちたバラードの最高峰。 

チャーリーヘイデンのグループのとあるライブでスタンゲッツが飛び入りで一緒に

演奏したこの曲が気に入り 「こんどこの曲を録音したいんだ」「いいとも」

ということでスタンゲッツのレパートリーになった。







このCDに収められたライブは カフェモンマルトルでピアノのケニーバロンとデュオ

肝臓癌に蝕まれた全身の痛みを押して、己の命が残り少ないことを予感しつつ

ゆったりした叙情を吹き込む・・ピアノのケニーバロンは彼の体調に気を遣いながら

展開の切り替えを図る アイコンタクト   (いつでも畳み込んできていいぜ)




この演奏がそれです


Stan Getz - First Song (For Ruth)



この3ヵ月後にスタンゲッツはこの世を去る

この音源はスタンゲッツの最後の録音であり、最後のライブ音源

スタンゲッツにとって 「LAST SONG」となった



パソコンのスピーカーでなく、コンポでもいいから少し大きなスピーカーで聴いて欲しい

ユーツベを探せば彼がコルトレーンと演奏したときの映像まで見ることができる幸せ



では、ものはついでといいますか・・・

もともと曲を書いたチャリーヘイデンの演奏、後半のピアノ、サックスがまた良い 

 

Charlie Haden Quartet West- First Song





・・ぽちっとな 



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