例大祭 黒川 狂言 千鳥
黒川能 狂言 『千鳥』
主人が太郎冠者に酒を買って来いという。
酒屋は溜まった前のツケを払えと言う。金は払わないが
新たに酒を持っていく手立てを太郎冠者は考える。
酒屋は面白い話が好きだ。乗せた頃合いを見計らって
酒樽を持っていくというお話。
かしこまってござーるー♪
酒屋に向かって面白いことを提案する太郎冠者
ノリの良い酒屋は掛け声を掛ける役をやる
足で酒樽を巻き込むように引き寄せる太郎冠者
一つ目めの千鳥作戦うまくいかず
二つ目の山鉾も失敗
三つ目のお馬作戦
いたずらっこの顔、とぼけ具合が絶妙の可笑しき
酒樽に棒をつけてお馬のように・・ すたこらさっさ
太郎冠者は酒樽を持って逃げていきましたとさ。
リズム感が面白い。
庄内弁の訛りに黒川狂言独特の抑揚、ふくよかなカーブを持つ
柔らかなやりとりにおもわずにんまりするハウツーの妙。
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