のぼうの城
最初に脚本ありきで後に作者自身が小説として書いためずらしいパターンの、現在120万部
売れてなお部数を伸ばし続けている大ヒット作品。 コミックとしても書かれている。
「のぼう」とは耳慣れぬ響きだが「でくのぼう」の城主(殿様ではない)を皆がそう呼ぶ。
これから読む人のためにblogにはあらすじを書かない主義。へたに書いて間違った先入観を
持たれてもいけない。
面白いのは作中の台詞、目上の人や上司に話すときは武士言葉なのだが、同等の身分の
人間に話す言葉は徹底して現代の言葉使いなのだ。それが主人公の性格の清清しさと
あいまってこの作品に一服の涼風を吹き込んでいるように思える。物語は痛快、爽快!
で、映画は完成し、今年の秋に封切なるはずであったが、・・・ものすごく残念なのだが、
なにせ、石田三成の軍勢2万がたった500人の兵で守るお城を、あろうことか容赦なく
「水攻め」 にする大規模なシーンがクライマックスの映画であるがために・・・延期された。
エンターテイメントである映画でそのような気を遣うことも・・・という意見もあったということだが
無理からぬ判断であるとは思う。
1年過ぎた秋に封切しても震災が映画にとって不運だったと言われない大盛況の映画で
あらんことを。
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