2016年04月14日

保育園 作れず

保育園の開園を計画した業者が、近隣住民の反対で断念したという。





反対した住民への非難も、断念した業者への叱咤もどちらも間違いだと思う。

ただでさえ激減している若者の数、低所得、結婚比率の激減、ましてや産院や安心して子供を産める環境の不足。そして、子供の教育施設の充実は切実な問題だ。無条件に政治、政策のプライオリティの高いところに置くべき課題だ。このままでは日本人が滅びる。

しかしながら、閑静な住宅地のすぐそばに保育園や幼稚園があったらそれも大問題だ。

朝夕の送り迎えの自転車、車、ママたちのおしゃべり
挨拶、歓声、嬌声
お歌の時間
お遊戯
太鼓、楽器
走り回り、泣きわめき、叱り声

保育所や住宅の建築費の割に華奢で不親切な安物の建材に因る遮音効果の無さ。

子供と血縁の無い者からすれば、まるで阿鼻叫喚・地獄絵図のごとき騒音と振動。
地域で子供を育てる意識を持つべきとかもっともな意見はわかるが、それ以前の
生活が成り立たないほど長時間の大きな音、声、振動。保育園と5m幅の道路越しに
暮らすのは自分も避けたい。

問題は、住民や業者にあるのではない。
どちらも責めるべきではない。


行政の怠慢に因る「都市計画の無さ」だ

昭和の時代にいち早くやらねばならなかったことは、都市計画だった。

立地上、先に決まってくる「駅」 「港」 その他の交通手段インフラの拠点に加え、
川、山、海、風向き、その土地の性格に合わせて地域を区割りする考え方が
無いのが原因。

商業
工業
教育
公園
スポーツ
動物の飼育施設
音、振動、匂いを発する産業
火気を扱う産業

安全に配慮した人の導線、交差を減らした車の導線。

土地をころがして経済効果をあげる、利益優先。民間業者、個人のやりたい放題のつけが、こういうところにシワ寄せとなって表れたってことだ。今のままでは解決策は無い。

通うのに遠い不便な場所に保育園を作るしかない。あるいは駅の電車の高架の下に防音設備を強化した保育園を作る。騒音問題はたちどころに解決する。通いやすい。

政治を志す者は、政治家然としたうわべのカッコを身につけるのではなく、世の中のどこに問題があるのか、人を説得し協力してもらいつつどうすれば解決出来るのか知恵を絞る、そこに第一に着目してから志すように。

ほったらかしの問題が山ほどある。
議論せず、司法にだけ判断させている地球規模の課題なんかどうするんだ!政治の怠慢の権化だ。

牛歩戦術やお葬式のまねで「だだをこねている」場合ではないのだ。




追記します。


「子供の声が騒音なのか!」という意見が数多くあります。理想としてはよくわかります。子供が泣いたり叫んだりする様をニコニコしながらほほえましく感じつつ、少し遠目で、眺めていられたら素敵です。

しかしながら、こんな事例はよくあることです。

電車の中でぎゃんぎゃん泣き止まない子供をあやすお母さんを気の毒と思いながら、そのお母さんの申し訳なさそうな困った顔の裏返しの感情を持つ人もいるわけです。案外、中年のおばさんに容赦ない表情をする人がいます。

長距離を移動する電車や飛行機の中で自分の席の後ろに幼児がいて、泣きわめいたりジュースをこぼしたり、あげくの果てに席をけとばしたりされたらどう感じるか、、なんども経験していますが、やはり迷惑なのです。ただし、乗り物の場合はできるだけ親が気をつけるか、周囲の人は今日は運が悪かったと我慢するしかない。

住宅は事情が違う。保育園、幼稚園にかぎらず、体育やクラブ活動で大きな音や声を発する学校/教育施設と生活圏とは、問題の生じないですむ距離が必要なのです。

このことは住人個人対運営する団体の利害が対立するようなおばかな問題にならないために、きちんとした都市計画がされるべlき。



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