2015年12月25日

椅子 修理







おかあちゃんがぬいぐるみを直して差し上げたお義姉さんの次のミッションです。




固定 2脚  キャスター付き 2脚のそろった椅子のうち、キャスター付きの2脚のキャスターがバカになっているので直せないかという相談でした。

見ると2脚とも、4つのキャスターのうち一つが緩んだ状態で使われ、キャスターを止める金物がおかしくなっているようでした。たぶん、直せるだろうと思い、ヴィッツに積んで預かってきました。





悪いところをばらしてみると、2脚のうちの1つは比較的症状が軽く、受けのナット側が痛んでおらずキャスターのボルトを全部外してから締めなおして直りました。







さて、問題は受けのナットがブチ切れて木材まで痛んでしまった方です。木の内部が白く見えるところまで大きな直径でえぐれて、受けの金物の切れてしまったドーナツ状の金属片が遊んでいます。

誰かが、接着剤や両面テープで悪戦苦闘した痕跡が見られます。何十kgも掛かるところにこういう方法では全く対応できません。



元のキャスターもボルトがなめてしまい使えません。メス側の木がだめなので新しい鬼目ナットを埋める方法もだめだし、ボルトをタッピングしてねじを復活しようにもインチねじなので出来ません。








キャスターを探したところ亜熱帯地域の深いところに、シルバーで似たような物が見つかりました。ボールの直径はほぼ同じ、回転軸からボールの着地面のオフセットも同じ。ただし、取り付け方が台座の穴を締め付ける方法だし、なにしろ床面から取り付け面の高さが5mm低い。



さて、どうしたものか・・・・




ここで・・・

『フォースを感じろ!』

感じました。良い案が浮かびました。

①低い高さを補う金属板をかませる
②金属板とキャスターの4つ穴をボルトで縫い付ける
③金属板を元の木のダメ穴以外の場所にがっちり太い木ねじで止める

同じ亜熱帯地域から低い高さ分を補う5mm厚さのアルミ板を見つけ加工した。ろくジェダイのパワーは衰えていません。ますます元気です。



アルミ板に5mmねじをタッピングして、ステンレスのボルトを取り付けた。

ボルトの頭は、木に埋め込まれてナットの締め付けの際に回り止めとして効くよう小さめの穴をざぐってぎりぎり入るようにした。

先にアルミ板を脚に5本のねじで取り付けた。センターのねじだけは長ーい皿ねじでキャスターの座に邪魔しないように。他の4本は太いステンレス木ねじでぎりぎり先が出ない長さの物。





○元の穴を避け、木材への取り付けねじ間隔が広いのでキャスターに掛かる曲げモーメントに強い。


完成!


お義姉さんは泣いて喜びました。そして、材料費以外に料理が映える和風皿と料理に合いそうなお酒をたくさん買ってくれました。これじゃわらしべ長者です。



お義姉さんの台所を見ると、切れなくなった包丁が目にとまりました。





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