2014年05月04日

大仙市仙北民具資料館 餅の館 その3

大仙市仙北民具資料館 餅の館 のラストです

角館の枝垂桜を見て泊まった宿の隣で偶然とはいえとても素晴らしい展示を見せていただきました。さらに案内していただいた佐藤さんは「曲り屋に火を熾しますので上がっていってください」と。


大仙市仙北民具資料館 餅の館 その3


宿の駐車場から最初に見えた 『餅つき道場』 の建物のことです

中に入ります

大仙市仙北民具資料館 餅の館 その3

展示してあった民具とおなじ物がたくさんありました

上を見ると見事な梁

大仙市仙北民具資料館 餅の館 その3


大仙市仙北民具資料館 餅の館 その3


大仙市仙北民具資料館 餅の館 その3

木が豊富にあった時代には当たり前の物かも知れませんが、失ってからは求めても叶わぬ材料です。それまでの1000年2000年は失うことなく連綿と受け継ぎ小出しに使えた材木は、昭和の経済発展のときに金を求めてわずか2,30年の間でりっぱな広葉樹が一気に全部切り倒され消費されてしまった。こんなときにまた、清和教授の本を思い出します。






さて、曲り屋の室内です。

大仙市仙北民具資料館 餅の館 その3

大仙市仙北民具資料館 餅の館 その3

大仙市仙北民具資料館 餅の館 その3


これらの建物は「ふるさと創生」の折、3200万円で移築したものだそうです。そう、あの竹下元首相の一億円ばらまきのことです。市町村によっては金の飾り物を作ったり、若者が宝くじに全部注ぎ込んで2,3回でパーになったりしたところもあったようです。当時、良くも悪くも話題になりました。秋田県でも結果的に残念な使い方があったようで、出来ればこういうことにもっと力を入れて展示を多くの人に見てもらえる方法を充実したら良かったのにと思いますが、後の祭りってことでしょうか。雨、風、雪に耐えながらこれだけの建物施設を無料で維持していくには大変だと思います。


佐藤さんはせっかくの広い座敷があるのでお客さんが宿泊できるようにしたいとも考えたらしいですが、いろんな法律の問題で宿泊できないのだそうです。火災とか警報装置とか建物を守る意味も、人の安全を確保する意味もあるのかもしれません。



大仙市仙北民具資料館 餅の館 その3




佐藤さんは囲炉裏に火を熾しています。

大仙市仙北民具資料館 餅の館 その3



大仙市仙北民具資料館 餅の館 その3

おっと最初に入れた新聞紙が元気良く燃えました。

自在鍵に吊るした鉄瓶もびっくりですが、しばらく時間が経つと茅葺屋根の建物がほわっとぬくまってきました。いい感じです。庄内経由で自宅に帰る日にちなど気にしなくて良いならここで「いぶりがっこ」をつまみながら秋田の冷酒でも飲み、語り明かしたい気分です。

一人旅の男性がふらりと曲り屋に入ってきて佐藤さんが説明をしています。


我々も長居しました。庄内に移動することにしておいとまします。

大仙市仙北民具資料館 餅の館 その3


向こうの蔵が民具を展示している建物。 芝桜が綺麗です。

佐藤さんは移植べらを持ってきて分けてくださいました。

大仙市仙北民具資料館 餅の館 その3

大曲の花火の時には身動き取れないほど混雑するんでしょうね。


良いものを見せていただき楽しいお話をありがとうございました。



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Posted by とーしろ at 18:00│Comments(0)
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