2013年05月16日

例大祭 黒川能 白髭 (上座)

『白髭』 上座

誰かにベテランの地元オヤジが言う「35年ぶりにやる番組だ」
ひょっとしたら若い役者はまだ生まれてないかもしれない。







「竹生島」と同じく琵琶湖に纏わる神様のお話でめでたい脇能のひとつ。
近江国の白髭神社に勅使が参詣すると,漁翁が現れ神社の縁起を述べて社壇に
消える。やがて本体の明神・天女・竜神が出現し,楽を奏して太平の御代をこ
とほぐ。「ことほぐ」とはなんぞや、「めでたいことよのう」と説くことと理解。


案内は寄進料を納め配られた番組解説から







少し前の記事、「JAZZシンガー」深田多恵子は近江八幡、琵琶湖の東側。
その対岸に白髭JAZZならぬ白髭神社がある。竹生島は琵琶湖の北側に位置する。



では早速、囃子方と地謡の登場から連写

超大作なのでこころしてご覧ください








あっ!くんは上座の脇能にも登場でなんと3連荘、神事から始まりここまで同一
人物が重要な役回りを連続行うのは彼だけだったろうと思う。
(男装の麗人は余裕のよっちゃんでうしろで腕組みして観てるし)


特別手当をもらわねば割に合わぬ。黒川では何で手当とするか? 
「酒でしょっ!」


さて、番組に戻ろう。





こしらえ物は屋根の形から「社殿」とわかるシンプル

















 


ひょうきんな面(おもて)のアイ狂言の「ひと舞い」がみごとだ









背が高く見栄えの良い天女 登場









この番組は場面場面で太鼓の出番多く、役者の舞をしっかり見ながらタイミングを
測り盛り上げるみごとな技。かろやかなはずむ音色。



いつの間に仕込んであったか「シテ」(主役)明神が社の中にいる









裏方の仕事も多い、細やかな気遣い



























「運び」 親指、つま先、かかと、体重移動 
観る者と舞う者はたぶん違う観点で今の「舞い」を感じている。





どう見えているか全身全霊で「姿」を感じつつ舞う役者



舞うたびに積み重なる経験



龍神 登場
























なんて美しいのだろう。





2時間半にも及ぶ長い演能、役者方、地謡方、囃子方の皆様、大変ご苦労様でした。

「忍耐」という側面もありや、あそるべし日本の伝統美。




最後に同番組の昔の絵柄

ネットに載っていました能狂言図鑑より




同じカテゴリー(黒川能)の記事画像
式年祭 春日神社
第23回 蝋燭能 第二部
第23回 蝋燭能 第一部
黒川能 平成27年 例大祭 下座
黒川能 平成27年 例大祭 上座
黒川能 平成27年 例大祭 式三番
同じカテゴリー(黒川能)の記事
 式年祭 春日神社 (2018-05-04 15:20)
 第23回 蝋燭能 第二部 (2016-03-05 17:59)
 第23回 蝋燭能 第一部 (2016-03-01 12:00)
 黒川能 平成27年 例大祭 下座 (2015-07-06 12:00)
 黒川能 平成27年 例大祭 上座 (2015-06-29 11:07)
 黒川能 平成27年 例大祭 式三番 (2015-06-21 13:00)


Posted by とーしろ at 12:00│Comments(0)黒川能
※会員のみコメントを受け付けております、ログインが必要です。
上の画像に書かれている文字を入力して下さい
 
<ご注意>
書き込まれた内容は公開され、ブログの持ち主だけが削除できます。