2011年09月09日

下町ロケット

久しぶりの category 「読書」 人気がなくても書かねばならない使命感のようなものは
・・・無い



今回の本は、出張のたびに電車の中や駅の目立つところにやたらと宣伝が載ってるので
むりくり買わされた感がしないでもないが興味もあるからしてまあいいか。ロケットだし。

運よくというか、神の思し召しというか、この本の大きなテーマになっているまさにそのこと
が昨日、大々的に現実のものとなって報じられた。裁判のニュース




なんだ、ロケットじゃないじゃん・・・記事と絵が違う!
焦らないの、ぷくーーっとふくれて仕舞いに飛ぶかもしれないじゃないの。

あっ、これは切り込みの入ってないほうで・・(汗・・・





その切り込みがなければ餅は飛ばない

こっちの切込みがある方を最初に載せるべきだったのだがちょうどよい餅のふくらむ絵を
描いてあったものよなぁ、かっかっ
(1枚目のお絵かきは昔のBLOGより再現)
(のっけからこれでは何時になったら本題に近づくのだろう)

知的財産高等裁判所、どちらが先に発案し特許申請したか事実を確かめるのではないらしい。

裁判のテクニックと社会的信用度が大きく勝敗を分けるのだとか。裁判に勝つか負けるか
会社の存続、社員の生活までもここに掛けられる、、この辺がこの物語の肝。

餅の問題を持ち出したのには特に意味は無く、すべすべ感のない切り餅に興味は無い。
特許、知的所有権、裁判、このキーワードで「下町ロケット」のアウトラインが出来ている。

越後製菓もサトウの切り餅も相手を完膚なきまでに叩くか、はたまた適当なところで手打ち
とするのか、禍根を残さぬように、のどにつかえたりしないように・・では、これで。

おわってどーする、はじまってねーじゃん!。

切り込みがあってもなくても餅は飛ばない







種子島宇宙センターから国家プロジェクトであるロケットが打ち上げられた。
2段目に点火する直前あたりで技術者は軌道がずれ始めたのに気づく・・
失敗したロケットは太平洋上を音速で、   水平に・・飛ぶ
保安コマンド・オン
開発に長年かけた技術の結晶であるロケットが数百億の税金とともに海のもずくとなった。
(保安コマンド:ロケットを爆破すること、そうしないと危険)


こうして始まる物語は先のロケットを開発した技術者が、親の跡をついで小さな工場を
運営していくところから始まる。小さいけれど技術力はある。そこに、最初に書いたような
裁判沙汰が絡み、大きな会社と戦い、社員の反発や協力などもありながらなんとか乗り切り
仕舞いにまた国家プロジェクトのロケットに夢を乗せる物語である。

展開が速く、一気に読めてしまう面白さ。長岡に往復の新幹線で読んでしまった。


震災の後の復興がなかなか進まない、さらには極端な円高で国内でモノを作る意味など消し
飛んでしまうほどの逆境の中で、いくばくかの元気の元になればいいのだが・・・

この作家は文章がおそろしくうまいと思う。次の作品も期待したい。

ちょっぴり残念だったのは、後半のテーマである「バルブシステム」のこと。少しでいいから
主人公の開発したこれの何が優れているのかつっこみがあるとうれしかったんだが。
物語のムードを変えない程度のほんわかでいいから。

さらに惜しむらくは、直木賞をとってるのでこの本そのものが強気の価格である。円高で売り
上げのがっくり落ちている小さな有限会社の小間使い兼社長にはちと高い気がする。だって、
株式会社にするお金もないんだもん。




十年後、種子島宇宙センターから飛び立ったロケットが打ち上げに失敗した。
「原因は何だ?」
「所長、バルブに何か詰まってました」
「餅だ・・・」



餅は飛びそこねた・・・ぽちっと押しといて頂戴



節電.go.jp〈政府の節電ポータルサイト〉


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この記事へのコメント
むずかしい話しです・・

でも、餅の絵は、見覚えがありますね

とーしろさんの絵、味がありますね
Posted by える☆ at 2011年09月09日 10:47
【える様:申し訳ないです、あらすじを書かない主義なのと、文章がへたなくせにうけ狙いで「餅の切り込み裁判」の話も絡めちゃったので訳がわかんなくなりましたね。

特許の裁判は弁護士の腕次第のようです。良いか悪いかではなく、正しいかうそつきかでもなく。

高速鉄道だってこてんぱんに負けていたかもしれない。大惨事という自滅事故が起きていなければ。(不幸にはお悔やみの気持ちを持ちますが)

PCでお絵かきは最近やってないです、気持ちに余裕がないというか落ち着きがないというか・・・そわそわ
Posted by とーしろ at 2011年09月09日 18:32
最後の「餅だ」っていうオチは本当なんですか?(笑)

とーしろさんの感想文を読んで、なんか読んでみたくなりましたよ
マジで
Posted by ⇒ガジラ at 2011年09月09日 20:04
【ガジラさま:最後の4行はとーしろの妄想ということで・・ほんとに詰まったのは僕の血管か挨拶の言葉か。

是非、読まれることを望みますが、確かにお高い本です。硬い表紙の本でも1200円以内であってほしい。文庫本では700円以下に。

取りに来ますか?あっ、
Posted by とーしろ at 2011年09月09日 21:40
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