2008年09月09日

黒川能 資料4

黒川能と興行  桜井昭男 2003年発行

黒川能 資料4

黒川能関連の本の中では新しい著作で、2007年の5月に王祇会館で購入できた。
全体像を述べる上で、黒川能の興行を軸に歴史や地域との関連、周辺の地域にも
その技術を伝授した歴史など興味ある事柄を、膨大な資料を元に書かれている。

先に紹介した本?や?、あとで紹介する本にも筆をとられている「馬塲あき子」や今年
素晴らしい写真集を出された「大石芳野」は女性らしい感性で観念的な表現なのに
対し、男性陣は、「真壁仁」やこの本は史実から出来るだけ正確に成り立ちをひも解
こうとする書き方だ。

共に黒川能を理解するうえで重要な資料。 50年遅れで興味を持ったとーしろには
いずれの本もありがたい、が、読みくだくのに大変。数学者である藤原正彦が「国語
をしっかり学べ」と熱く語るのがよーくわかる。


黒川能 資料4



ランキン押してちょうだい黒川能 資料4


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Posted by とーしろ at 04:46│Comments(4)黒川能
この記事へのコメント

学生時代に国語を疎かにした結果
現在の自分はあの時キチント勉強すれば良かったと思うことが多々あります(><;

古き良き財産を知る為にはホント国語力が必要ですよね。
Posted by キョン at 2008年09月09日 05:04

キョン様:私も昔の文語体は読めません。以降、紹介する予定の黒川関連資料もますますそういう世界です。でも、読んでるうちになんとか前後の意味だけは。
Posted by とーしろ at 2008年09月09日 12:29

男性と女性で表現の仕方が違うというのは
なんだか分かるような気がします。
「大石芳野」さんの作品、ピンときましたもの。
難しいのは、苦手なんです…、汗

資料?の可愛いおぼっちゃん、あの方なのですか〜。
Posted by しみじみしじみ at 2008年09月09日 16:19

しみじみしじみ様:大石さんの写真はいいですね、おじいちゃんとおばあちゃんのほのかな笑顔なんか最高だし、全部の写真が素晴らしい。慈愛に満ちている。

?の可愛いお坊ちゃんは「あの方」ですよ。本人のblogに大地踏みの同じ写真が・・。3歳から能と晩酌の訓練!(これ以上言うとごしゃがぃる)
Posted by とーしろ at 2008年09月09日 17:16
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