2017年10月20日

原発 これでも続けたい?

原発の稼動に対して人により立場によりいろんな意見があることは承知しているが、私は放射能汚染で地球環境を破壊するリスクだけでも大反対だ。稼動に賛成する人は、一国の問題ではなく地球全体の問題だということがわかっていない。前にも述べたが、ドイツの判断は正しいと思う。しかし、他の国が原発を使い続ける限り、地球規模のリスクは何も変わらず存在する。

日本はロシアについで、いや、ひょっとしたらチェルノブイリより大きな事故を起こしながらのど元過ぎれば、国民全体はもう過去の話しのように放射能の恐怖など薄れているように思える。福島の地下水がいまだ止まらず莫大な費用が掛かり続けていることも、よその国のことのように。



しかし、多くの人から見てわかりやすいお金のことならどうだろう。以下、東京新聞の記事を転載。



【東京新聞の記事】



東日本大震災と東京電力福島第一原発事故から間もなく六年。福島第一をはじめとする廃炉や使用済み燃料再利用など原発の後始末にかかる費用が膨張している。本紙が政府推計や予算資料を集計したところ国内の原発処理の経費は最低四十兆円に上ることが判明。原発のある自治体への補助金などの税金投入も一九七〇年代半ばから二〇一五年度までに十七兆円に達した。すでに国民が税などで負担した分を除き、増大する費用は電気代や税で国民が支払わねばならず、家計の重荷も増している。 (原発国民負担取材班)
 四十兆円は国民一人当たり三十二万円に上る。原子炉や核燃料処理費がかさむのは危険な核物質を処理する必要があるため。自治体補助金も「迷惑料」の色彩が強い。原発の建設・運営費も事故後は安全規制強化で世界的に上昇している。
 政府は福島事故処理費を一三年時点で十一兆円と推計したが、被害の深刻さが判明するにつれ、二一・五兆円と倍増。本来は東電が負担すべきものだが政府は原則を曲げ、電気代上乗せなど国民負担の割合を広げている。
 被災者への賠償金は、新電力会社の利用者も含め全国民の電気代に転嫁され、福島原発廃炉費も東電管内では電気代負担となる方向だ。除染も一部地域について一七年度から税金投入(初年度三百億円)する。
 一兆円を投入しながら廃止が決まった高速増殖炉「もんじゅ」についても政府は昨年末に後継機の研究継続を決定。税金投入はさらに膨らむ方向。青森県の再処理工場などもんじゅ以外の核燃料サイクル事業にも本紙集計では税金などで十兆円が費やされた。核燃料全般の最終処分場の建設費も三・七兆円の政府見込みを上回る公算だ。
 自治体への補助金も電気代に上乗せする電源開発促進税が主な財源。多くの原発が非稼働の現在も約千四百億円(一五年度)が予算計上されている。
 大島堅一立命館大教授によると一キロワット時当たりの原発の発電費は安全対策強化で上昇した原発建設費も算入すると一七・四円と、水力(政府試算一一・〇円)を六割、液化天然ガス火力(同一三・七円)を三割上回る。原発を進める理由に費用の安さを挙げてきた政府の説明根拠も問われている。
◆東日本大震災6年 家計の痛みは?連載始めます
 膨らむ原発費用はわたしたちの家計にのしかかっています。しかし、政府の決めた仕組みは複雑で、家庭の負担の実額はなかなかつかめません。手掛かりは、電力会社から毎月届く「検針票」。直前1カ月の使用電気量と代金を家庭に知らせる通知です。




「もんじゅに知恵がない」ことを知ったはずの政府は「もんじゅの後継炉」を研究開発することを決定した。バカか! 世界最高の溶接技術を駆使しても猛毒ナトリウム配管と制御はうまくいかなかった。もう、あきらめた方が良い。一度ナトリウムの運転がうまくいっても高速増殖運転の安定継続は難しすぎて出来ない。そして、どれだけの費用がつぎ込まれるかブラックホールだ。過信しないほうがいい。



安いと信じ政府も経済界も原発使いたくてうずうずしているようだが、この経費をみても同じ考えでいられるだろうか。発電した電気で得られる経済効果と、壊れて世界を汚染する負の異物を片付けるだけで、今、わかっているだけでこれだけ掛かる。
●40兆円は国の予算のどれだけ? 国民総生産のどれだけ? 一年で比較するわけじゃないが。
●減ることは無くさらに膨らむのは間違いない
●炉心溶融した原子炉をきれいにするまで巨額の国民の血税が、ドブに捨てるように掛かり続ける原発。
●冗談抜きで国家予算のほとんどが原発処理につぎ込まれるかもしれない。成人男性の全員が原発解体に狩り出されるかもしれない。


喜ぶのは、究極の人が嫌がる作業として、何の知識も無い雑工を手配して瓦礫処理を請け負い、審査も甘い公共事業から多額のボロ儲けを続ける手配師とゼネコン。手配師のシャチョーはうらやましいほどの大喜び。巨額の処理費用の行き先の一部は「キャバクラ」のトイレ。

壊れた原子炉に投入するロボット開発や、今後、必要と思われる解体作業用の遮蔽技術などに多くを費やさなければならない。作業員集めのいい加減な業者に渡る多額の血税は、仕組みを再考して防がねばならないと思う。




どこかの一電力会社の一原子炉でこれだけ掛かる。その後の付随する放射性廃棄物のことなど書かれていないのでさらに大きな費用負担が予想される。安く上がったはずの電気代は「まぼろしの安さ」で、ほんとは後から数十倍、数百倍の費用が子孫に請求されるというしくみか、と冗談抜きで思う。



・原発はそれだけで成り立たず、他の常設発電設備も無ければ運転出来ない。
・原発は出力変化がしにくく、一定負荷を発電し続けるため上下の対応は火力発電などが必要だし、夜間、余った電気は深夜電力利用と称して無理やり使わなくてはならない。
・原発自身はCO2排出を出さないが他の電力を使うためゼロにはならない。
・能力が大きいが余剰の熱を海に捨てる廃熱量が桁違いに大きく、CO2削減の替わりに海水温をとてつもないエネルギーで上昇させている。地球を温暖化させるのはこの廃熱エネルギーの影響もとても大きい。CO2は地球の熱を宇宙へ拡散することを邪魔する。原発の廃熱は地球内部で巨大なボイラーを沸かすようなものだ。巨大ボイラーは島国日本に52台もあった。
●原発に使った高濃度放射性汚染物は地中に埋めれば、リスクの後回し。未来へ押し付けるだけ。
●汚染物は半減期がくれば半減するが、次々生み出されるのでトータルで増えるだけ。
●福島で生活を壊され、避難先でいじめにあい、希望を持てない人々にとって、最初から「原発」って何だったの?
●40年前、50年前、導入を推し進めた「力のある人間」の「知識の無さ」「うそっぱちの先見の明」を恨む
●原発は事故が無くても処理費用がべらぼうに掛かる。
●原発は事故が無くても、放射性廃棄物の行き場が無い。隠してごまかしてもだめ。
●原発は出発から終点までサイクルが閉じていない、使ったものが安全無害なものに出来ない未完成の技術だ。


◎大物小物含め、反対意見を持つ多くの政治家がいるにもかかわらず、きちんとした見解のまとめも出来ず、人も説得できず、感情にまかせて散発的な意見を言うだけでは何の動きにも繋がらない。
◎技術的な理論を見につけ、デメリット、メリット、経済的な効果を調査し、CO2削減とバーターにどんな代替エネルギー対応策があるかまでまとめて、最終的に大きなうねり、運動になるまでやれよと、思う。
◎「牛歩戦術」や「喪服着たパフォーマンス」などくその役にも立たない。
◎国からもらった経費は活かしてこそ国会議員だ。
◎くだらないことに国の金を使うことは裏切りというより犯罪だ
◎世のため人のため、身を粉にして働く人が出て来い!  

Posted by とーしろ at 12:23Comments(0)世相