松岡直也を偲ぶ

とーしろ

2014年05月18日 12:00

4月末、またひとり素晴らしいピアニスト、作曲家でバンドリーダーの松岡直也が逝ってしまいました。





大好きな音楽家で若い頃よく聴いていました。






「松岡直也とウィシング」は大きな編成のバンドで分厚いラテンを聴かせてくれました。

和田アキラ、髙橋ゲタ夫、木村万作など有名なプレイヤーも生み出しています。
そう、あの日本で最初のヒュージョンバンド「プリズム」のメンバーともカブリます。

私的にいうと「哀愁と熱情のラテン」です。
パーカッションのカルロス菅野とウィリー長崎が素晴らしいリズムを叩き出します。


代表作
「黄色いサクランボ」編曲、

TVドラマ主題歌「太陽がくれた季節」編曲(日本レコード大賞、新人賞受賞)、

いしだあゆみ「小さな愛の歴史」作曲(古賀賞/日本作曲家大賞受賞)

中森明菜「ミ・アモーレ」作・編曲(日本レコード大賞、日本作曲家大賞・優秀作曲家賞受賞)、

初代「ニュースステーション」テーマ曲、 「トゥナイト」テーマ曲などなど
















わたせせいぞう「ハートカクテル」オリジナル・サウンドトラック、




平山郁夫画伯「私たちのシルクロード」オリジナル・サウンドトラックなど、数々。




繊細なminorコードの美しい旋律が、分厚くてカッコイイしびれるようなリズムにノッテノリまくります。







思い出のマジョルカ




打楽器を自分で叩き曲作りをしている写真を見たことがある。自分のメロディにラテンのリズムで魂を吹き込んでいたのだろう。











One Last Farewell; 城島 JAZZ IN 1988






近年のライブ映像  「GOSSAMER」







通り過ぎた夏、九月の風に彼は何を見たのだろう

おれたちの記憶に強烈なラテンビートを叩き込んで、自分は病と闘い

そっと逝ってしまった 合掌

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