2007年 酒田で2軒目の借家でこしらえたキッチン用の「いくりてんげ棚」
ジャーとオーブンレンジを納めて、数少ない食器が入ればいいように
適当な寸法でこしらえた「単身終われば捨ててもイイ」代物であった。
ツーバイフォー規格の安物材料パイン材。
ところが捨て場所も見つからないまま九州へ単身移動し、仕舞いにゃ
自宅まで持って帰ってしまった。しかたないのでオーディオラックとして
気に入らないけどシカタナク使っていた。その頃買ったアナログレコード
は箱を開けないまま横に寝かして下段の棚に入れてあった。4年間もの間
聴くことなく。
単身赴任が少し落ち着き、いくらか時間が出来たので気に入らないところを
改造しもう少し気長に使ってやることにした。新しいのを気にいるように
かっこよく作ることは可能だけれど、世の中エコだし、体力ないし・・
キッチン用としてこしらえたこいつのどこが良くないか
●安くお手軽に作ったので棚板留めるのに桟木構造 デザイン的に超かっこ悪い
→ これは改造しようがないし、人に見せることがないのでアキラメル、
オレの家に訪ねてくる人はいない。我慢できなければ捨てて作り直すしかない。
①レコードプレーヤーの奥行きが乗らない → 幅40cmの板を貼る
②レコードジャケットがぎりぎり入らない下段 → 丈夫につくってあるので分解
できない。ところがどすこい、側板をカットし、ひっくり返して接着すれば3cmほど
高さをかせげる利口
③一人で階段移動出来ない大きさなので上下分割し、ボルトオンにする
④上段のCD収納が足りないのでもう一段増やす(結果まだ足りない)
改造開始
切断
奥行きの 40cmの 棚板に 鬼目ナットを埋め込む
完成 一人で2階に運び組み立て
レコードはみごとに何事も無かったかのように収まっている
プレイヤーは最初からそこにあったかのように静かに回る
真鍮削り出しのターンテーブルシートすり鉢状
冗談を、いや、上段を支えるキャップボルト
高剛性のストレートアーム、S字アームと交換可能
アナログを ゆっくり流す 秋の夜は シェリー酒片手の うたたねオヤジ
2006年、豪華な家に住む時、ヤフオクで買った中古レコード100枚ほど、
母親が酒田出身という偶然、長唄小唄の先生、旦那さんが亡くなり片付ける
JAZZ喫茶の名残り・・
最後にジャケット無いからと無償で譲り受けたよく見りゃ名盤の30枚ほど・・
三味線は教える腕前洋楽器は弾けず、ピアノ弾けたらどんなによかったか・・
店で白熱するJAZZライブを影から覗く慎ましやかな着物姿・・
ヤフオクで買った品物に、まいど同封お礼のひとこと手書きの流麗
そんな話思い出し、勝手にふくらます妄想はオレの自由 (むふふのふ)
武将は信長 秋は夜長・・・ぽちっとな